繭の染め方
繭は周りに付いている毛羽を取り除き、できればさなぎを出してから染めます。 | |
私どもでは、みやこ染という染料を使用しています。 手芸店、薬局などで取り扱っています。 色は何種類もありますが、混ぜて違う色を作ることもできます。 詳しくは説明書を読んで使ってください。(1ヶ400円) こちらの商品は「桂屋ファイングッズ株式会社」さんの「みやこ染め」という商品です。 |
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大きなボールに沸騰した湯と染め粉を入れます。 染め粉は少量から入れ、繭の染まり具合を見て加減してください。 火は止めておいてもかまいません。 |
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さなぎを出してない丸のままの繭は染まりにくいので、 少し長めの時間をみます。 |
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自分の好みの色に仕上がったら、新聞紙などを敷いたざるや籠などに上げます。 残った染め粉の液は色が薄くなっていますので、続けて染める場合には、染め粉を足して色の調節をしてください。 また、保存はあまり向きません。(動物性の物を染めているので、どうしても腐敗しやすいようです。) |
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水気を良く切って風通しの良いところでよく乾かします。 特に半乾きでおくと、カビが生えたり虫が湧いたりするので、気を付けます。 良く乾いたらビニール袋や紙、布袋などにいれて保存します。 |
この染め方は、私どもが人形を作るときに使う繭の色づけの方法です。
他にもポスターカラー、マジックなどでも簡単に色が付きます。
また、繭の花を作る方から、「中の部分まで染まりますか?」とご質問を受けますが、その場合、やはりカット繭を使われた方が染め粉が浸透しやすいようです。重ね染めをされるのも良いかと思われます。
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